カグラバチに登場する妖刀、淵天(えんてん)は主人公のチヒロが所持している「妖刀」です。
「妖刀」とは、刀に妖術が刻み込まれていて、戦闘の時は刀から妖術が発現して斬る以上の強力な能力を発揮します。
妖刀を開発したのがチヒロの父である六平国重です。
妖刀は全部で7本作られており、そのうちの1本が淵天です。
淵天は、妖刀の中でも一番最後に作られており、六平国重が最後に遺した妖刀です。
次の項目では、淵天の能力や金魚の意味などを詳しく解説していきます。
淵天はどんな妖刀なのか?
淵天は、チヒロの父親である六平国重(ろくひら くにしげ)が最後に作り上げた7本目の妖刀です。
六平国重は淵天以外に6本の妖刀を作り上げています。
しかしある日、妖術師集団・毘灼(ひしゃく)に襲われて妖刀を6本とも奪われてしまい、国重自身も命を落とします。
7本目の妖刀である淵天は、毘灼に奪われずチヒロの手元に残りました。
※なぜ奪われなかったのか理由はまだ明らかになっていません。
毘灼の襲撃を避け、六平国重が命を懸けて遺したのが、淵天とチヒロなのです。
淵天の能力と金魚の意味とは?
妖刀は通常の刀とは異なり、人間が持つ固有の力=玄力(げんりょく)と呼ばれるエネルギーと連動して妖術のような能力を発揮します。
妖刀から発揮される妖術は、妖術師を超えた力の塊です。
妖刀はそれぞれ異なる能力を持っており、淵天には3つの能力が備わっています。
淵天の3つの能力
淵天には3つの能力(涅・猩・錦)があります。
1.涅(くろ)
遠撃(えんげき)と呼ばれ、大勢の相手をまとめて一気に斬り割くことができます。
2.猩(あか)
敵の妖術を吸収して、それを一時的に使うことができます。
3.錦(にしき)
纏(まとい)と呼ばれ、一挙手一投足に高密度の玄力を上乗せして、一気に敵に畳みかける時に使います。
淵天から金魚が出る意味とは?
妖刀は、個人が持つ玄力を最大限に練り上げることで、妖術のような能力を発揮します。
淵天から発現する金魚は、練り上げた玄力そのものが形となって発現したもので、まさに妖刀から妖術が発揮されようとしている状態です。
淵天から金魚が発現することで、チヒロが戦闘態勢に入ったことがうかがえるのです。
(カグラバチ1巻より)
金魚が発現することで、淵天の力が最大限に高まっていることがわかります。
淵天の3つの能力に対して、発現する金魚の色が変わります。
- 涅(くろ)→黒の金魚
- 猩(あか)→赤の金魚
- 錦(にしき)→黒と赤が混じった金魚
例えば、敵陣でふわっと黒い金魚が出てくると、チヒロの淵天から涅(くろ)が炸裂するのが予想できます。
こちらは双城との戦闘の様子です↓↓↓
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— カグラバチ公式 (@kagurabachi_x) February 6, 2024
離れた相手(双城)に対して、チヒロが遠撃の涅(くろ)で攻撃を仕掛けようとしているため、黒の金魚が発現しています。
淵天の能力は日々進化している
妖刀は、それを振るう人の成長とともに能力も進化します。
3つの能力に加えて、新しい能力の数が増えるのではなく、
人の成長に伴って、1つの能力の精度が上がって効果が大きくなったり、3つの能力を組み合わせて使えるようになります。
そのためチヒロも、戦闘を繰り返すことでより高度な技を繰り出せるようになります。
例えば、最初の頃のチヒロは涅(くろ)を単体でしか使えなかったのが、敵と戦う経験を積むことで【涅・千(くろ・ちぎり)】という小さい涅の連続技を繰り出せるようになりました。
また、チヒロの怒りや悲しみといった強い感情が淵天に乗り移り、さらに強力な技に発展することもあります。
淵天の能力はこれからもっと開花していきそうですね!